少し古い話題となりますが。
2月5日、JRA高橋理事長による定例記者会見にて、
競馬ファンにとって嬉しい発表がなされました。
「単勝、複勝以外の式別における控除率引下げを検討中」
これまでは約25%だった連勝式馬券の控除率ですが、
この数字の引き下げが通常国会にて検討されているとの事です。
例えば、25%から20%へ引き下げられたとして単純計算をしますと。
年間100万円馬券を買って25万負けている人では、
なんと5万円も負け額が減るという事になります。
もちろんこれは机上の空論で、
その浮いた5万円でさらに馬券を買ってしまう人もいるような気はしますが。
ともかく、売上げ低下が続く競馬界において、
これ以上ないファンサービスが実施される可能性は高いようです。
今まで私は、控除率の差から、
単勝複勝の馬券が最も効率的であると考えてきました。
しかし今回の案が実行されると、
どの式別が有利であるかという疑問について考え直す必要が出てきますね。
式別といえば、どの式別をどのように買うかは、本当に千差万別です。
単勝1点で買う人、馬連を3〜4点買う人、3連単を数十点買う人などなど。
人それぞれ自分の好きな買い方をしているのでしょうが、
私にはどうしても解せない買い方があります。
それは、「必ずはずれる馬券を含めて買う」方式です。
例えば、馬連3点「1-2」「1-3」「1-4」を各1000円買ったとします。
当然の事ながら、馬連における正解は1通りだけです(同着は例外として)。
ですからこの買い方では、
最高に上手くいったとしても「必ず2点は外れる」のです。
1000円の3点買い、つまり3000円の投資をした時点で
既に2000円の損をしている事になります。
もちろんこの考え方には反論があります。
「外れる2000円によって、的中率を高めている」という考え方です。
もちろん、1点よりは3点の方が的中率が高いに決まっていますから、
この意見はある意味では正しいです。
的中率を金で買って、回収率を増やそう、私も一時期はそう思っていました。
でもちょっと待って下さい。
普段は3〜4点買う人でも、
時には「これ1点しかないッ」というレースもあるのではないでしょうか?
3〜4点買わなくても、1点で当てられるだけの自信を持てるレースが、
少ないながらもあるのではないでしょうか?
それならば、「必ず外れる馬券を買う必要が無いレース」だけで勝負するのが
最も効率的とは言えないでしょうか?
ま、それが出来るだけの自制心があれば、
競馬に限らず何事でも成功出来そうな気はしますがね。
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