競馬マスターズ
2021年03月28日15:16 競馬Masters RSS




↑競馬Mastersトップ > 過去の記事一覧

[ 関谷泰正 ] 競馬場へ行こう - 第26回ジャパンカップ

 

JCウィークともなると、そろそろ今年も終わりか、という気分になります。
まだ1ヶ月あるだろ、と言われそうですが、
その1ヶ月は有馬記念の事で頭を悩ませ、あっという間に過ぎてしまうからです。

ジャパンカップの展望です。
今回は少頭数なので、ある程度詳細に書こうと思います。

まず1番人気のディープインパクト。
この馬の長所は後方外側から余裕で捲くっていけるスピードと、その持続力。
短所はスタートの悪さと気の悪さであると、私は考えています。
で、その気の悪さを露呈した好例はダービーと菊花賞の道中。
ダービーでは道中、ニシノドコマデモとローゼンクロイツが外に併走していました。
菊花賞ではフサイチアウステルとローゼンクロイツが同じく外に併走していました。
あくまで仮説ですが、この馬は他馬と併走するのが苦手なのではないでしょうか。
いつも勝ち方が同じなのは、武豊騎手がディープのスタートの悪さを逆手に取り、
4角捲くりというディープにとって最も安全な勝ち方を選択しているからでは
ないでしょうか。
それが出来るのがディープの強さでもあるのですが、
今回はスローペースからの急なペースアップが見込まれ、捲くりを打つのは困難。
さらに4角捲くりで勝った相手とは、メンバーのレベルが大幅に違います。
この弱点?らしきものを突く騎手が、そろそろ現れる気がしています。

また凱旋門賞についても少し。
あれだけの不利を被り、しかもピークを過ぎていたハリケーンランと、あの着差。
さらに、どこまで影響があるかは分かりませんが、禁止薬物の検出。
これならもう、ハーツクライやウィジャボードの方を上と見たくなります。
不安を感じる断トツ1番人気。ここは思い切って無印とします。

で、ハーツクライとウィジャボードについて少し。
両者共に言える事は、ローテーションの不安です。
ウィジャボードはBCフィリー&メアターフから中2週。
しかも陣営は、次走香港ヴァーズ2連覇で引退の花道を飾るという
青写真を描いています。
ハーツは4ヶ月の休み明け。鉄砲で勝った実績はありません。
両者共に、去年と同等のパフォーマンスを期待するのは酷かと思います。

続いて3歳馬について。
アドマイヤムーンの天皇賞での好走。
充実期であるはずの4歳が、不安を抱えるディープインパクトとフリードニアのみ。
ここで買わずして、いつ買うのかと思っています。

本命はドリームパスポートです。
菊花賞前の予想でも書きましたが、
この馬がトップスピードで走れる時間は徐々に長くなっています。
その真骨頂が神戸新聞杯の勝ち方です。
同じ舞台であるダービーでは、直線半ばで脚が止まっている様に見えますが、
これは途中で骨折をしている為です。
皐月賞やスプリングSを見る限り、坂を苦手としている様にも見えません。
かかって折り合いを欠いたディープを、外から差しきるシーンを想像します。

となると対抗には、メイショウサムソン。
これまでドリームパスポートとは常に接戦を演じてきました。
根性で掴んだ2冠の実力を舐めてはいけません。
叩き合いには滅法強いので、展開次第では勝機もあると思います。
不安材料としては、絞れないと噂されている馬体です。
これについては、当日パドックでの最終チェックが必要かと思われます。

まとめとして、予想は以下の通りです。
◎ドリームパスポート
○メイショウサムソン
△ハールクライ、ウィジャボード
×スウィフトカレント、フサイチパンドラ

さあ、勝負です。

 

過去の記事









競馬Mastersについて | 広告掲載のご案内 | ライター募集 | プロフィール | お問い合わせ

Copyright © 2005- 競馬Masters All Rights Reserved.