やってくれました!デルタブルース、メルボルンカップ制覇!
そして2着にポップロック!
海外GTにおける日本調教馬のワンツーフィニッシュは、
2002年のクイーンエリザベスカップ(香港)以来の快挙です。
しかも、歴史、賞金、国内における盛り上がりに関して
世界最高峰とも言えるメルボルンカップでの達成。
大いなる挑戦に勝利した関係者の方々に、大きな拍手を送りたいと思います。
前走コーフィールドカップの敗戦から距離が延びた上でのワンツー。
やはりこの2頭は生粋のステイヤーなのでしょう。
特にデルタブルースは早め早めの押し切り勝ち。
私は録画を見たのですが、直線でも脚が全く衰えない力強い競馬に、
感動と興奮を覚えました。
デルタブルースの次走は有馬記念と聞いています。
オーストラリアとの気候の違い、検疫制度等、障害は多いと思われますが
ぜひその実力を日本でもう一度発揮していただきたいものです。
ひとつ、どうしても書きたい事があります。
戦いを終え、スタンド前に帰ってきた岩田騎手とデルタブルースに贈られた
オーストラリア競馬ファンの拍手と歓声は、非常にあたたかいものでした。
スプリンターズSでの借りは返したかと思いましたが、
ファンの質という点で、日本とオーストラリアの差は大きいようです。
ゴーグルを外し涙をこらえる岩田騎手と、人馬をつつむ大歓声。
日本でも、こんな光景を見てみたいと思いました。
TVのスポーツニュースで殆ど報道されていないのが残念ですが、
2頭の知名度と、時代に逆行する長距離ハンデ戦である事を思えば
仕方ないかもしれません。
私は競馬に関して、「人気と実力は比例すべきだ」と考える人間ですので、
これには納得しています。
さて、海外と言えばジャパンカップについて一言。
国外のトップクラスがまるで集まらない現状に私は少々落胆していましたが、
今回の快挙によって気持ちが切り替わりました。
もちろん世界の名馬が集う光景を見たいのは間違いありませんが、
ハーツクライ、ディープインパクトらが集うジャパンカップだって
世界最高峰のレースであると言っても過言では無いからです。
なぜなら、昨今の日本馬海外遠征の結果を見る限り、
もう日本は競馬後進国とはかけ離れた国なのですから。
そういえば暮れの香港にも日本馬が多く遠征しそうですね。
非常に恥ずかしい事に、愛国心というものがどういうものか、
不勉強な私はまるで分かっちゃいませんが、
日本競馬のファンとして、健闘を祈る気持ちは熱く、強いです。
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