まずはスプリンターズステークスについて。
結局また外国馬に勝たれてしまいましたか。
あのラップタイムにも関わらず、後方待機から掲示板に載れたのは
3歳のタガノバスティーユのみ。
やはり古馬短距離路線の脆弱化は顕著なようです。
何より、宝塚記念に続き4歳馬が1頭も出走していないという事実は、
まさしく噴飯ものですね。
批判はさておき、自分の予想の反省もしなければなりません。
当日の天候とパドックでの気配から、
最終的な本命はブルーショットガンにしました。
オレハマッテルゼは−12キロの体重減。
やはり多少腹が巻き上がっており、押さえまでと変更しました。
買った馬は、外から伸びてはいるのですが、届かず。
やはり今回の反省点は、外国馬の実力を見抜けなかった事ですね。
前哨戦のセントウルステークス前と比較して、
テイクオーバーターゲットの馬体や気合が「良くなっていた」との声は多数。
大幅体重増のサイレントウィットネスに関してもそうですが、
戦跡データが不足している外国馬を、見た目で的確に評価出来る眼を磨きたいです。
それから凱旋門賞について。
ディープインパクト関係者に「過去最高の出来」とまで言わせた状態での、3着。
盛大な拍手を送るべき結果だったと思います。
残念というよりは無念といった方が適切でしょう。
報道では、いつもの伸びが無かった、先行策が失敗だった、芝が合わなかった、
3歳馬との斤量差が大きかった、休み明けだった等の敗因が取り上げられていますが
いちいち意見するのもかったるい程、稚拙な話ばかりですね。
敗因は実力差でしょう。
一番語られるべき要素が放置されている事に、違和感を感じます。
古馬GTに出走する事すらままならない世代の馬達の中で、無敗で勝ち得た3冠。
栄誉は大変素晴らしいものですが、ディープインパクトの本当の実力に関して、
公の場で深く語られる事はありませんでした。
有馬記念で敗れた時でさえ、「今日は飛ばなかった」の一言で終わり。
「日本競馬史上最強馬」がどの馬であるか、人それぞれ意見はあるかと思いますが、
とりあえずディープインパクトの名を安易に挙げるのは、もうやめていただきたい。
別に私は、「アンチ・ディープインパクト」という訳ではありません。
競馬の本質を的確に捉えられるよう、報道とファンの質を向上させない限り、
日本競馬の未来は暗いと言いたいだけです。
ディープインパクト、武豊騎手、池江泰郎調教師をはじめとした関係者の皆様へ。
夢を見せてくれて、本当にありがとうございました。
さらなる活躍を心よりお祈り申し上げます。
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