最近の競馬会は、悲しい話題が多すぎます。
吉永正人調教師が亡くなりました。65歳だったそうです。
私は競馬を始めてまだ10年程の若造で、
吉永氏の騎手時代を、リアルタイムで知っている訳ではありません。
ビデオで見た騎乗の姿、吉永みち子氏のエッセイ、
そして何より、故・寺山修司氏のエッセイにより、
吉永氏の生き様を知り、惹かれたまでの人間です。
そんな私でも、悲しいものは悲しいのです。
今頃天国で、
久しぶりにミスターシービーにまたがっているのでしょうか。
それとも寺山氏と共に、
同氏が見られなかった3冠を肴に、語り合っているのでしょうか。
調教師としては成功したとは言えません。
ですが、氏の残した功績を考えれば、
「吉永 正人調教師(美浦)の逝去について」の一項で終わらせるのは
あまりに悲しいのではありませんか?JRA様。
ミスターシービーで魅せた、掟破りの淀3角まくり。
それを自らの人生においても、実行してしまった様な気がします。
またひとつ、昭和が遠ざかった気がします。合掌。
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