札幌日経オープンについて。
一言で言えば、記憶に残るレースでした。
コスモバルクは、中央で走る様になってから、常に注目していた一頭です。
恥ずかしながら私もまた、多くのファンがそうであるかの様に、
「地方在籍のまま中央へ挑戦し続ける」という姿勢に、単純な興味を持っていました。
しかし、札幌日経オープンでの走りを見て、
コスモバルクに対する見方が大幅に変わりました。
言葉は悪いですが、天皇賞という大きな目標の為に、
今回は真面目に走るべきでは無いと思っていたのですよ、私は。
だって斤量62キロですよ。
ダートならともかく、芝で本気で走ったらどうなるか。
私が馬主なら、間違いなく、「回ってくるだけでいい」と指示します。
今回の目的は、オールカマーで連対する為のひと叩き。
勝つ事には、小銭以外の意味は有りません。
しかし、コスモバルクの走りといったら。
絶好のスタートを切った後、武幸四郎騎手は当然のように控えます。
200m地点で外からメジロコルセア。
交わされる瞬間、コスモバルクの表情が変わった様に見えました。
「俺の前に出るな」という圧倒的な闘争心。
折り合いに難がある理由は、気性にあるとばかり思っていましたが、
それはどうやら間違いだった様です。
バルクはただ、負けたくないという気持ちがひと一倍、
もとい、馬一倍強いだけなのではないでしょうか。
残念ながらゴール板がどこにあるのかは分からない様で、
いつどんな時であっても、先頭に立っていなければならないと
勘違いしているような気はしますが。
常に全力。
過酷な斤量、急な騎手の変更といった不利には一切動じず、
常に一生懸命走れる馬なんだと、遅ればせながら気づかせて頂きました。
次走はオールカマーです。
地方の雄が歩み続ける、大いなる挑戦に、今秋も期待。
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