買ってはいけないレース。
そんなレースが誰にでもあると、とりあえず私は信じています。
今週の新潟2歳Sは正にそう。
私にとって、手を出してはいけない、典型的なレースなのであります。
デビューしてから間もない若駒が、揃いも揃って18頭。
条件となる芝1600mの経験馬は、半分以下の7頭。
同一馬主で何でも出来る、マイネル/マイネ軍団が6頭。
デビュー直後、まだまだ残暑厳しい新潟。
馬の変わり目は非常に大きくものを言うはずですが、
私は超能力者では無いので、パドックを見るために
瞬間移動して新潟まで行く事は出来ません。
それでも戦跡、血統、騎手、枠、調教など、分かりうる条件から
予想をするのが馬券師たるものの義務である!
と思い込むのは、全くもって愚の骨頂。
・・・と分かっていても予想をするのが、社会の底辺、私です。
まぁま、予想をしたからといって、買うと決めた訳ではないさ。
これはそう、自分への後ろ盾。
うんうん唸って、よしこれに決めた。
さて、買おうかどうしようか。普通なら、ケン。
こんなレース、新聞だけ見て当たっても、そりゃマグレだ。
ケンだ、ケンだ。それに決まった。
「・・・でも、ケンして当たったらどうしよう」
誘惑。心のヒダからチラチラと顔を出す、悪魔の囁き。
脳味噌の回転から捻り出た理屈でも何でもない、
浮かんでは消える、後悔する未来の自分の姿。
何なんでしょうね、このざわつきは。
誰しも経験あると思いますが、この誘惑の正体こそが、
賭博の魅力そのものなのではないでしょうか。
そして賭博の魅力とは一体何なのか、分かった時こそ、
賭博の好きな自分とは一体何者なのか、分かるような気がします。
故・寺山修司氏は、競馬をやる理由を「知りたいから」と述べられました。
あ、ここでの引用はおこがましいですね。すんません。
でも、私もまた、知りたいと思ってしまいました。
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