仕事で長期出張していたため、しばし休載させていただきました。
またよろしくお願いいたします。
で、今日は地方競馬のお話。
岩手競馬にて、8月13日より、
フォーメーション、マルチ、3連勝式馬券の1頭軸が導入されました。
それでもなお、売り上げは不調。
このままでは廃止という声も、年々現実味を帯びてきています。
何故地方競馬は、中央競馬と比べて人気が無いのか。
よく聞かれる理由は、
・レースのレベルが低い。
・平日の開催が多い。
・競馬場や場外発売場等の、設備が古いor汚い。
・ダートコースしかないのが面白くない。
・・・といったところでしょうか。
では、上記の理由が全て改善されれば、地方競馬の人気も上昇するのでしょうか?
私には、そうは思えません。
少なくとも、岩手競馬に関して言えば、低人気の理由は他にあるような気がするのです。
レースのレベルは、純粋にギャンブルを楽しむのにはあまり関係がありません。
岩手は土日も開催しています。
盛岡競馬場は芝もダートもある、JRAもビックリなくらい綺麗な競馬場です。
東北各県にはテレトラックという場外馬券売り場もあり、ハード面では言う事ありません。
それでも売り上げが伸びない理由は、間違いなく、ファン側の変化にあると私は思っています。
ディープインパクトの走りに奇声をあげ、ファンファーレではバシバシと新聞を叩くような、
ライトな競馬ファンの割合が高まった事が、最大の理由だと考えます。
テレビ中継があるわけでもなく、インターネットや専門誌で自ら情報を得ようとする以外は
触れ合う機会の全く無い地方競馬に対し、このようなライトなファンが付くはずが無いのです。
誰でも競馬場へ行ける様な、気軽さの演出。
それが地方復活への、ひとつの鍵となるような気がします。
もうひとつ、地方競馬復活へ向けて言いたい事があるのですが、それはまた次回。
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