競馬マスターズ
2021年03月28日15:16 競馬Masters RSS




↑競馬Mastersトップ > 過去の記事一覧

[ 関谷泰正 ] 競馬場へ行こう - 地方競馬について、その1

 

仕事で長期出張していたため、しばし休載させていただきました。
またよろしくお願いいたします。
で、今日は地方競馬のお話。

岩手競馬にて、8月13日より、
フォーメーション、マルチ、3連勝式馬券の1頭軸が導入されました。
それでもなお、売り上げは不調。
このままでは廃止という声も、年々現実味を帯びてきています。

何故地方競馬は、中央競馬と比べて人気が無いのか。
よく聞かれる理由は、
  ・レースのレベルが低い。
  ・平日の開催が多い。
  ・競馬場や場外発売場等の、設備が古いor汚い。
  ・ダートコースしかないのが面白くない。
・・・といったところでしょうか。

では、上記の理由が全て改善されれば、地方競馬の人気も上昇するのでしょうか?
私には、そうは思えません。
少なくとも、岩手競馬に関して言えば、低人気の理由は他にあるような気がするのです。

レースのレベルは、純粋にギャンブルを楽しむのにはあまり関係がありません。
岩手は土日も開催しています。
盛岡競馬場は芝もダートもある、JRAもビックリなくらい綺麗な競馬場です。
東北各県にはテレトラックという場外馬券売り場もあり、ハード面では言う事ありません。

それでも売り上げが伸びない理由は、間違いなく、ファン側の変化にあると私は思っています。
ディープインパクトの走りに奇声をあげ、ファンファーレではバシバシと新聞を叩くような、
ライトな競馬ファンの割合が高まった事が、最大の理由だと考えます。

テレビ中継があるわけでもなく、インターネットや専門誌で自ら情報を得ようとする以外は
触れ合う機会の全く無い地方競馬に対し、このようなライトなファンが付くはずが無いのです。

誰でも競馬場へ行ける様な、気軽さの演出。
それが地方復活への、ひとつの鍵となるような気がします。

もうひとつ、地方競馬復活へ向けて言いたい事があるのですが、それはまた次回。

 

過去の記事









競馬Mastersについて | 広告掲載のご案内 | ライター募集 | プロフィール | お問い合わせ

Copyright © 2005- 競馬Masters All Rights Reserved.